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新経営研究会 発足35周年記念大会

2017年 11月28(火)・29日(水) 会場:航海訓練用大型帆船『日本丸II』(東京 晴海埠頭繋船)

 

 

講師プロフィール

野崎 哲一氏

(独)海技教育機構 理事長

航海訓練用大型帆船「日本丸」「海王丸」は(独)海技教育機構に所属。氏は1955年(昭和30年)生まれ。日本郵船(株) 経営委員、NYK GROUP AMERICAS INC 社長 兼 CEO、日本郵船(株) 常務経営委員、近海郵船(株) 代表取締役社長を歴任して、2016 年、(独)海技教育機構 理事長に就任。海洋立国日本を支える人材育成、海事産業の発展に貢献すべく邁進している。

飯田 敏夫氏

(公財)帆船日本丸記念財団 常務理事、
重要文化財 帆船日本丸 船長

氏は神奈川県横浜市「みなとみらい」に係留され、今年3月、重要文化財に指定された帆船「日本丸I(1930年建造)」の10代目船長。 建造時から数えると38代目に当る。約40年に亘って船員教育に携わり、航海訓練用大型帆船「日本丸(新)」と「海王丸(新・旧)、又「大成丸」、「北斗丸」、「銀河丸」、「青雲丸」に乗船。「海王丸」は船長も務めた。

木原 明氏

(株)日立金属 安来やすき製作所
鳥上木炭銑とりがみもくたんせん工場 日刀保にっとうほたたら 村下むらげ

「たたら製鉄」は、千数百年に亘って日本の工人が培って来た独自のものづくり精神と知恵の結晶。極めて高純度の鋼を産出し、日本刀はここで生み出される玉鋼でしか作れない。この操業技術の統括者が村下(むらげ)。「たたら製鉄」は人間の「五感」を総動員して炉内変化を読み取ることに尽き、重要なのは「火を見る感性」だという。「たたら製鉄」のメカニズムは、今日まだ完全には解明されていない。

岡野 光夫氏

東京女子医科大学
名誉教授・特任教授、ユタ大学 教授

医工融合で世界初の細胞シートによる再生医療を創出。臓器自体の復元も可能だが、臓器機能の一部を回復させる再生治療の方がよ り効果的で現実的だという。現在、ユタ大学にも細胞シート再生医療研究センターを開設し、日本の技術で医療のグローバルイノベーションを起すべく邁進している。新しい医療時代が開かれようとしている。

山本 芳春氏

(株)本田技術研究所 前代表取締役 社長
本田技研工業(株) 前取締役 専務執行役員

Honda Jetは、ホンダが次代の跳躍台として社運をかけて取り組んだ開発。その全体を統括していたのが氏。2008年、リーマンショックが勃発。GMやクライスラーも経営危機に直面。この時、福井威夫社長はホンダの情熱・挑戦の象徴でもあったF1撤退を決定。しかしHondaJetの開発は継続し、2015年、遂に一号機がお客に引き渡された。エンジンと機体の双方を開発、生産するのは世界でホンダだけ。

石田 秀輝氏

東北大学名誉教授

旧INAX取締役研究開発センター長、東北大学大学院環境科学研 究科教授を経て、現在同大名誉教授。自然の凄さを賢く活かす新しいものつくり「ネイチャー・テクノロジー」を提唱。現LIXILの「カタツムリの殻から学んだセルフクリーニング機能を持つ外壁材」は氏の開発。「超能力を持つ生き物たち」「自然界はテクノロジーの宝庫」など、書籍多数。

岡野 知道氏

ライオン(株)
執行役員 研究開発本部長

ライオンは「健康」「快適」「環境」をキーワードに、ハウスホールドを始め、横浜市立大学先端医科学研究センターを拠点に生活習慣病の予防を目指した機能性食品と医薬品の在り方、新しいオーラルケアの研 究など、「 健康 」に関する技術開発を推進している。氏はその同社研究開発の中核。オープンイノベーションの推進者でもある。

神﨑 亮平氏

東京大学 教授
先端科学技術研究センター 所長

「昆虫が持つ驚異的センサーや脳の機能を人間の世界に活用していけないか」を考えている。動物は一々考えて行動しているのではなく、無意識にセンシングし、無意識に動いているのだという。センシングと意識下の世界を結びつけるか、無意識の世界と結びつけるかは大変重要な課題だという。AIとは異なる可能性がここには秘められていないか。

児島 宏之氏

味の素(株) 常務執行役員
アミノサイエンス事業本部 副本部長

氏は、ロシア国立研究所と共同創立されたロシア初の研究合弁会社の元副社長。2010年、味の素社は研究開発体制を再編。氏担当のバイオ・ファイン研究所」は、べンチャーなども巻き込んだ、同社の強み「先端バイオ・ファイン技術」の一層の強化と事業-技術の連携強化が目的。オープンイノべーションは同社の創業以来の歴史。

梶 文秋氏

石川県輪島市長

昭和46年(1971年)、輪島市役所職員。平成3年(1991年) 輪島市議会議員。平成10年(1998年)輪島市長就任。現在3期目。平成19年3月の震度6強、能登半島地震では、その救急と再興活動に全力を尽くした。趣味は切絵、料理、日曜大工、囲碁、将棋など。座右の銘は「迷った時は棘の道を選択せよ」「人生意気に感ず、功名誰かまた論ぜん」。

長谷部 佳宏氏

花王(株) 取締役 常務執行役員
研究開発部門統括

同社は創業130年を超え、大ヒット商品開発で知られる高開発型企業、また増収増益を更新し続ける超優良企業。氏はその同社研究開発部門の今日の統括者。 カネボウとの化粧品事業統合の際に生じた異なる企業文化の融合にも大きな役割を果した。氏は現在、周囲の信頼の下、同社のオープンイノベーション推進の核となっている。

松尾 豊氏

東京大学大学院 工学系研究科 技術経営
戦略学専攻 特任准教授

「人工知能」研究の最先端にいる科学技術者の1人。人工知能の新分野の開拓を通して、大きなブレークスルーを目指している。人工知能は今急速に進化し、社会を変えつつある。AIは何をどこまで可能とするのか。AIは今後、匠の技の解明、再現、伝承に大きく貢献する可能性があるという。人工知能のディープラーニングの先にあるものは何か。

柳原 直人氏

富士フイルム(株)
執行役員 R&D統括本部長

2006年、創業81年を迎えていた同社は、時代が「アナログ」から 「デジタル」へ移行し、本業消失の危機感の下、古森重隆社長は「第二の創業」を期して事業構造の大転換を決意。これ迄のアイデンティティーであった「写真」の二文字を社名から外し、新たな成長の機会を見出すべく再出発した。その時のキーワードが「オープンイノベーション」だった。

伊勢 清貴氏

トヨタ自動車(株) 専務役員
先進技術開発カンパニー President

2015年、トヨタ自動車は氏を中心にMIT、スタンフォード大学と連携。AI研究に5,000万ドルを投資、自動運転車開発を本格化した。2017年1月、トヨタ自動車はAI、自動運転技術を搭載したコンセプトカー「愛i」を米国家電見本市「CES(ラスベガス)」への出展を発表した。

川口 淳一郎氏

JAXA シニアフェロー、宇宙科学研究所
宇宙飛翔工学研究系 教授

2003年5月、日本の科学技術の粋を結集して打ち上げられ、2010年5月、7年、60億kmの旅を終え、日本人の心に深い感動を刻した小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャー。"はやぶさ" は自律性を強化した一種の宇宙探索ロボット。あらゆるプログラムがコンピュータの自動処理を前提に組まれている。氏らはここに人間が介入出来る余地を設け、今後に極めて大きな教訓を残した。

宮部 義幸氏

パナソニック(株) 専務執行役員 CTO、
ビジネスイノベーション本部長、他担当

「家電のデジタル化を決断し、一時は決断出来なかった米国を押さえてリードした日本がインターネットで決断出来ず、"情報スーパーハイウエイ構想"の下、インターネット上でのビジネス展開を促した米国に、日本は遅れを取った。しかし、IoTでは "T" を多く持つ日本企 業は有利。後は"I"に如何に取り組むか」、だと氏は言う。同社の技 術開発、生産、企業革新など、重要部門を全て担当。

田中 良幸氏

東レ(株) 取締役
生産本部 繊維生産担当

1984年東レ(株) 繊維研究所(現複合材料研究所)入社。合成繊維や炭素繊維の高強度化研究に従事後、ハイパフォーマンスファイバーの技術開発に従事。2012〜14年、生産プロセス革新やICT・ビッグデータ活用プロジェクト等を立ち上げ、2015年より繊維生産担当役員として、国内外繊維生産拠点の技術開発と生産全般を統括している。

吉野 巌氏

マイクロ波化学(株) 共同創業者 代表取締役社長 兼 CEO

塚原 保徳氏

同共同創業者 取締役 CSO

2007年に共同創業された阪大発のベンチャー。世界で実現困難が通念だったマイクロ波プロセスのスケールアップに成功。桁違いのエネルギー削減と装置の小型化を実現して、100年以上変らなかった化学産業の製造プロセスを革新すべく挑戦中。2014年、BASFと共同開発契約終結。今年、太陽化学(株)とも合弁会社を共同設立した。

熊谷 昭彦氏

GEジャパン(株)
代表取締役社長 兼 CEO

1984年東レ(株)繊維研究所(現複合材料研究所)入社。合成繊維や炭素繊維の高強度化研究に従事後、ハイパフォーマンスファイバーの技術開発に従事。2012〜14年、生産プロセス革新やICT・ビッグデータ活用プロジェクト等を立ち上げ、2015年より繊維生産担当役員として、国内外繊維生産拠点の技術開発と生産全般を統括している。

今井 康之氏

ソフトバンク(株)
代表取締役副社長 COO

1993年、35才のとき出会った孫正義社長の強い誘いを受け、大手建設企業からソフトバンクに移籍。以後、孫社長と辛酸も喜びも共にして来た方。時代変化の先頭を走って来た孫社長の下、既存事業の一切を任されて来た。2016年9月、3兆3000億円強の英半導 体開発メーカー アーム・ホールディングス、本年ロボット開発ベンチ ャー買収など、今日の同社のビジョンと事業戦略をご披瀝願う。

三瓶さんぺい 政一氏

大阪大学 教授 大学院 工学研究科
電気電子情報工学専攻

5Gでネットワーク関係が大きく革新されようとしている。氏は第5世代モバイル推進フォーラム技術委員長。インテリジェント無線伝送方式研究の第一人者。セルラシステムの基本要素・適応変調技術を世界に先駆けて開発。5Gは今日と桁違いの超高速・大容量、超多数端末接続、超低遅延、超高信頼性を高め、インダストリー4.0やIoTニーズに対応しようとしている。

内海 弦氏

アーム(株) 代表取締役 社長

同社は2016年7月、ソフトバンクが3.3兆円強で買収した英国半導体メーカー。孫氏は、これで「IoT」時代への布石は打てたと話す。曾て世界でインテルがデファクトスタンダードを握ったように、今後はアームだと孫氏は言う。ARMの半導体は、今、殆ど全ての電子分野で頭脳として活用され、今後もAI、ロボティクスなどで採用が拡がると予想されている。氏は、その日本法人の代表取締役社長。

齊藤 裕氏

(株)日立製作所 代表執行役 執行役 副社長
IoT推進本部長

日立のITとインフラ技術を核に、社会イノベーション事業の確立に向け、IoT時代のデータドリブン型システムへの変革をリードし、協創を基本に国内外での新しいインフラ実現を加速させている。「AIやIoT時代の今日、センサーからネットを介して得たデータを現場で活かすシステム」の必要を説く。情報・通信システム社 社長時代(2013)、売上高1兆8000億円の日立最大事業を率いていた。

安藤 忠雄氏

建築家

1941年、大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。2010年度文化勲章受賞。1997年より東京大学教授、2003年から名誉教授。イエール大学、コロンビア大学、ハーバード大学、各客員教授歴任。フランス芸術文化勲章他、内外の名だたる受賞多数。代表建築に「六甲の集合住宅」、「光の教会」、「地中美術館」、「フォートワース現代美術館」など、多数。

和田 昭允氏

東京大学名誉教授 元理学部長、
(学)順正学園 理事 相談役

「ゲノムは生物38億年の生き残りの知恵の塊」との認識の下に「DNAを生命科学と物質科学の接点と考え、その情報を大量に読み込む」ことを目的に、1998年、理研にゲノム科学総合研究センターを設立。世界で初めてコンピューターによるゲノム解析を提案した。また、化学、物理学という物質科学の世界から生命科学に入り、生命の神秘の解明に挑む「生物物理学」という新たな学問分野を確立。1987年、日本の見識を世界に問い、世界初 学際的・ 国際共同基礎科学研究プログラム「ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム」の基本哲学を確立。その推進の中心となった。

チェアマン・司会者プロフィール

入交昭一郎氏

元本田技研工業(株) 代表取締役 副社長、
元(株)セガエンタープライゼス 代表取締役 社長・会長

加藤 敬太氏

積水化学工業(株) 取締役 専務執行役員
高機能プラスチックスカンパニープレジデント

斉藤 史郎氏

(株)東芝 執行役上席常務 技術統括部長

田中 千秋氏

イノベーション オフィス 田中 代表、 元東レ(株) 代表取締役 副社長 CTO

辻村 英雄氏

サントリー食品インターナショナル(株) 取締役 副社長

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