時代を先導する挑戦と現場に触れる

2018年7月11日(水)

【訪問見学先】 住友ゴム工業株式会社 タイヤテクニカルセンター(兵庫県/神戸市)
【ご講演】 住友ゴム工業(株)執行役員 材料開発本部本部長 村岡清繁氏

『次代を開く住友ゴム工業の夢と挑戦 』

yamanaka junichi  
村岡清繁氏
 

 「異業種・独自企業研究会」2018年度(前期)第4回例会は、来たる2018年7月11日(水)、兵庫県神戸市の住友ゴム工業(株)タイヤテクニカルセンター様をお訪ねし、 執行役員 材料開発本部長 村岡清繁氏より、「次代を開く住友ゴム工業の夢と挑戦」と題してご講演いただき、併わせて同社タイヤテクニカルセンターを具に見学させていただきます。

 住友ゴム工業㈱様は「社会の持続可能な発展に貢献するタイヤ開発」を企業目的に、低燃費性能に優れ、バイオマス材料を活用したタイヤを開発・販売しています。2013年、持続可能な社会実現に向けて石油資源に頼らない100%石油外資源タイヤ「エナセーブ100」を世界で初めて上市し、2015年省エネ大賞他、国内外で多数の賞を受賞しました。これは通常5割以上含まれる石油系材料を全て石油外天然資源材料に置き換えることに成功したもので、合成ゴムや鉱物油といった石油石炭由来の化石資源を天然資源に置き換え、さらにバイオマス化が難しいとされていた老化防止剤や加硫促進剤についても天然資源への置き換えに成功しています。

世界初100%石油外天然資源タイヤ 
 

 また、バイオマス材料を用いたタイヤ以外でも独自の材料開発技術を活用してタイヤの性能向上に取り組み、素材の性能を引き出すための「ゴムの内部の見える化」技術・独自の材料シミュレーション技術 「ADVANCED 4D NANODESIGN」 を用いて開発に取り組んでいます。これは Spring-8、J-PARC等 大型放射光施設とスーパーコンピュータ「京」を用いて高レベルのシミュレーション連携解析を行うもので、多面的にゴム特性を予測する技術です。この技術を用いて開発された「エナセーブ NEXT II」はグリップ性能・低燃費性能・耐摩耗性能を並立し、昨年の日経地球環境技術賞・最優秀賞を受賞しました。

 当日お集まりいただくタイヤテクニカルセンターは同社タイヤ技術開発の中心拠点で、基礎的研究から実際のタイヤ配合開発、並びに完成品のタイヤ評価まで実施しています。 当日は材料評価、実タイヤ評価についても一部ご見学いただく予定です。

 万障お繰り合わせいただき、ご参会いただきますようお願いいたします。

日程・概要

【日 時】2018年7月11日(水)13:30-17:50
【訪問先】住友ゴム工業株式会社
      テクニカルセンター(兵庫県・神戸市)
      兵庫県神戸市中央区筒井町2-1-1
【集 合】 12:50 JR新神戸駅・1階バス駐車場
      ※送迎バスは13時に出発します。
      ➡詳細地図  
     ★青色のボティーに白字で「Shinkibus観光」
【テーマ】次代を開く住友ゴム工業の夢と挑戦
【ご講演】住友ゴム工業 株式会社
      執行役員 材料開発本部 本部長
      村岡清繁 氏
【チェアマン】
     イノベーションオフィス田中 代表
     東レ株式会社 元代表取締役副社長
     田中千秋氏

【連絡先】 新経営研究会 電話:03-3265-4341 
      

スケジュール

  • 12:50 集合:JR新神戸駅
  • 13:30 挨拶
  • 13:45 ご講演・Q&A
  • 15:15 見学
  • 16:50 ネットワーキングライトパーティー
  • ※終了後、新神戸駅へバスでお送りします
 

訪問先 地図

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