12/23(火)『AI 時代の日本の産業の勝ち筋を見出す』
日本アイ・ビー・エム(株) 副社長 執行役員 CTO 森本 典繁氏
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皆様の積極的なご参加をいただいております「イノベーションフォーラム」の 2025年度 後期例会も愈々今期の例会の折り返し点を迎え、来たる2025年 12月 23日(火)、東京 六本木の国際文化会館に日本アイ・ビー・エム(株) 副社長 執行役員 CTO 森本典繁氏をお囲みして、『AI時代の日本の産業の勝ち筋を見出す』をテーマにご講演いただきます第4回 例会が近づいて参りましたので、下記により詳細ご案内を申し上げます。

森本 典繁 氏
先に、森本副社長様は「現在の地政学的な環境変化の中、AIをはじめとした情報社会を支える技術は急速に進化している。情報技術の進化の理解を深め、今後の発展の可能性についてアップデートすると共に、日本の産業との関連性について考察したい。日本の製造業は生成AI一辺倒で本当に良いのか? 日本のこれまでの “モノづくり” はもはや古いのか? AIの現状や今後の形、半導体や量子コンピュータといった先進技術の必然性などを共有し、これらの発展における日本の役割とは一体何なのか、日本のとるべき方向性について改めて疑問を呈し、議論したい」と本回へのご抱負をいただいておりますが、是非とも今後日本の製造業、産業の在り方について、森本副社長様との活発なディスカッションを行わせていただきたいと祈念しています。
皆様方の積極的なご参加をいただきますよう、衷心より願ってやみません。

森本典繁氏は1987年慶応大学理工学部を卒業後、日本アイ・ビー・エム(株)に入社。1995年、MIT留学を経てIBM 東京基礎研究所転任。以後、音声、画像、映像処理と著作権保護技術、モバイル・コンピューティングの研究プロジェクトリーダー歴任後、2006年 米 IBMワトソン研究所に赴任。グローバル研究戦略担当歴任後、2009年 IBM東京基礎研究所所長。2015年 IBM Asia Pacificに転出、Chief Technology Officer。2017年 日本アイ・ビー・エム執行役員 研究開発担当、2020年 最高技術責任者、2021年 常務執行役員 最高技術責任者 兼 研究開発担当。2025年7月 取締役 副社長 執行役員 最高技術責任者。
生成AIが本格的に活用されて AI時代の IT変革が実現し、ヒトとAIが共創する世界が開けようとしている今日、森本典繁副社長はこれまでの日本の “ものづくり” 、 “ものづくり精神” を極めて高く評価されており、その再評価と今日における復活を求めておられます。

IBM社は、曾ての同社の経営危機の最中においても特許出願数で世界一の座を他に譲ったことは一度もなく、その技術と “ものづくり” の重要さへの認識において、世間はIBM社は “ハード” からの “ソフト” に大転換したと大騒ぎしましたが、IBM グループにその意識は全くなく、事業において見事に “ソフト化” への大転換に成功して一大危機を克服しましたが、その根底の技術重視、その追求は一度も疎かにしたことはなかったのです。それは、経営再建直後、IBM社が実用量子コンピュータを発表して世界を驚嘆させた一事、また2021年、世界初 2nm半導体プロセスを試作成功させことを以ても明らかです。
今日の AI化を軸とするデジタル化の中、“日本独自の価値観と美意識を伴った技術開発とものづくり” 、“画一化” でなく夫々の “多様な価値観と美意識” の表出を願った革新を今後如何に求めていくべきか、皆様の真剣な討議をいただけたらと願ってやみません。
皆様の積極的なご参加を願う次第です。(新経営研究会 代表 松尾 隆)
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当日のスケジュール
2025年12月23日(火) 13:30〜17:00
- 13:30-13:35
- ご挨拶
- 13:35-14:00
- 自己紹介
- 14:00-15:00
- ご講演(前段)
- 15:00-15:15
- 休憩
- 15:15-16:15
- ご講演(後段)
- 16:15-16:55
- Q&A
【今期チェアマン】 (株)たすきづな 代表 前富士フイルム(株) 取締役 常務執行役員 柳原 直人 氏
参加申込締切
2025年12月17日(水)
事務局:田中
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講演会場・アクセス
国際文化会館 西館 4階
東京都港区六本木5-11-16
- 都営大江戸線 「麻布十番駅」7番出口より徒歩5分 (上り急勾配あり)
- 東京メトロ南北線 「麻布十番駅」4番出口より徒歩8分 (上り急勾配あり)
- 東京メトロ日比谷線「六本木駅」 3番出口より徒歩10分
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