3/12(水)『BYD の企業理念とヴィジョン、今日に至る驚異的飛躍の道程と夢と苦闘』
比亜迪股份有限公司 アジア太平洋地域 自動車販売事業部 総経理・ビーワイディージャパン株式会社
代表取締役社長 劉 学亮 氏
BYD Auto Japan株式会社 代表取締役 社長 東福寺 厚樹 氏
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2025年度 前期「イノベーション・フォーラム」第1回例会は、ビーワイディージャパン株式会社 代表取締役社長 劉 学亮氏、ならびに、BYD Auto Japan株式会社 代表取締役 社長 東福寺 厚樹氏より、『BYD の企業理念とヴィジョン、今日に至る驚異的飛躍の道程と夢と苦闘』と題してご講演いただきます。
劉 学亮 氏
東福寺 厚樹 氏
社名の「BYD」は「Build Your Dream」の略。中国名「比亜迪」はその音写(ある言葉の語音を、他の言語文字で書き表すこと)で、同社はご案内の通り、中国広東省深圳市に本社を置く、今大躍進中の製造業で、その創業は1995年、電池、ITに端を発するものでした。
創業者 王伝福会長は、今日、電池王と呼ばれています。
かつて、本田技研工業の創業者 本田宗一郎氏は、渾身の思いを籠め、全社員の前で「会社のためでなく、自らのために夢を持て」と訴えましたが、このBYDの社名の背後に“BYDの躍進の原点”、私たちが若しかしたら今失おうとしているかもしれない、輝く様な企業精神が垣間見えます。
BYDは今テスラを抜いてEVで世界TOP、乗用車全体を見ても、2024年度の世界新車販売台数でホンダを上回る見通しを持たれている企業です。
そしてLiBでも、今や車載用、携帯電話用共に世界 No.2 の企業です。
その電池で創業したBYDは、2003年、国有自動車企業を買収。EV車への道を歩み始めます。09年からEVを生産。2022年、EVの販売数で遂にテスラを抜いて世界1位を獲得。そのBYDによるEV車の日本進出は、2023年1月31日。中国製 EV車の初の日本進出でした。
このEV車で日本進出を果たした2023年1月末時点、BYDの株式時価総額は16兆円を超え、ファーウエイを超え、中国トップ・エレクトロニクス企業となっていました。
今回は、このBYDの草創期から大躍進を遂げて今日に至った道のり、夢と苦闘の道のりを、自らのご体験を交えてご披瀝いただけることとなりました。
今大躍進中のBYDは、現在多岐にわたる事業を展開しておりますが、その基本はBYDの創業の元、“電池”と“IT” だと言っていいでしょう。
BYD SEALの「RJCテクノロジーオブザイヤー」受賞、 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」受賞記念 特別限定車。
今回は、BYD アジア/太平洋地区 最高TOP 比亜迪汽車(比亜迪股份有限公司) アジア太平洋地域 自動車販売事業部 総経理、ビーワイディージャパン(株)代表取締役社長 劉 学亮氏、BYD Auto Japan(株) の代表取締役 社長 東福寺厚樹氏のお二人から、BYDの創業と黎明期、大躍進へのきっかけから、遂にテスラを抜き、今日に至った夢と苦闘、日本企業との連携等ありのままの道のりをご披瀝いただくと同時に、今後のヴィジョンについても忌憚なくご披瀝いただき、今後日本の製造業について深く考えさせていただく、掛け替えのない機会とさせていただきたい、と願っています。
この機会を通して、BYDの今日に至る、これまで見えなかった大躍進の秘密の一端が、チェアマンと務めていただく入交昭一郎氏のご経験とご識見も大きく手伝って見えてくることは間違い、と確信しています。今後の日本製造業の在り方を深く考える、貴重な機会となる筈です。
因みに、今回お囲みさせていただきます講師、今日のBYDの発展に大きな貢献をされた、比亜迪汽車(比亜迪股份有限公司)アジア太平洋地域 自動車販売事業部 総経理、ビーワイディージャパン(株)代表取締役社長 劉学亮氏の略歴をご紹介しますと
1972 年 生まれ
1997年 東京国際大学を卒業。国際経済貿易の学士号を取得。
BYDへの入社以前、金型メーカー オギハラに勤めた経験を持つ。
そこで見たのが「日本の技術力の原点」。「現場には職人たちのノウハウが詰まっていた」という。
2004年 BYD Company Limited(以下、BYD)に入社
主にアジア太平洋地域における BYDの運営管理と長期的な開発戦略の計画を担当。
母国のBYDに移ってからもその見方は変わらなかった。オギハラが不振に陥ると群馬県の主力工場を買収。
その工場がBYDのクルマの出来栄えを高めるために一役買っているという。
今ではデザインも一新し、EV市場で米テスラに次ぐ世界2位に躍進。
アジア太平洋地域におけるBYD の成長に大きく貢献し、
シンガポール、オーストラリア、マレーシア、韓国、インドなど、多くの国でオフィスと製造拠点を構築また、BYD Auto Japan(株) 代表取締役 社長 東福寺 厚樹氏の略歴は
1958年生まれ
1981年 早稲田大学 商学部卒業後 三菱自動車工業(株)入社
1990年 三菱自動車工業(株) 北米部 勤務
2005年 三菱オートクレジットリース(株)社長
2011年 Volkswagen Group Japan(株) ネットワークマネジメント部入社
2016年 VWジャパンセールス 代表取締役 社長を経て
2021年 BYD Japan(株) 乗用車事業本部 本部長
2022年 BYD Auto Japan(株) 代表取締役社長 現在に至る是非共、皆様の積極的なご参加をいただき、活発な質疑と討議をいただいて、今後日本の製造業、日本企業の在り方、進むべき方向を求め合って参りたいと願っています。(新経営研究会 代表 松尾 隆)
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当日のスケジュール
2025年3月12日(水) 13:30〜17:00
- 13:30-13:35
- ご挨拶
- 13:35-14:00
- 自己紹介
- 14:00-15:00
- ご講演(前段)
- 15:00-15:15
- 休憩
- 15:15-16:15
- ご講演(後段)
- 16:15-16:50
- Q&A
参加申込締切
2025年3月5日(水)
事務局:田中
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講演会場・アクセス
東京大学伊藤国際学術研究センター 地下1階 ギャラリー1
東京都文京区本郷7-3-1
- 本郷三丁目駅(地下鉄丸の内線) 徒歩8分
- 本郷三丁目駅(地下鉄大江戸線) 徒歩6分
- 湯島駅または根津駅(地下鉄千代田線) 徒歩15分
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