時代を先導する企業の挑戦と現場に触れる

2023年10月6日(金)

《訪問先》DIC㈱ 総合研究所、DIC川村記念美術館

《ご講演》DIC㈱ 執行役員 R&D統括本部長 総合研究所長 有賀 利郎氏


『DIC の未来戦略と独自路線の追求』

 この度、新型コロナの影響で長らく休会のやむなきに至り、皆様に大変ご迷惑をお掛けしておりました、弊会の発足以来の主軸事業の一つ、「 “時代を先導する挑戦” の “現場” と “実物” “挑戦者ご本人” との出会いを開く」ことを目的、また特色として参りました『異業種・独自企業研究会』が、ようやく3年振りに再開出来ることになりました。これも皆様の厚いご支援の賜物で、改めて衷心より厚く御礼申し上げる次第です。

 つきましては、第 1回の日本ゼオン様に引きつづき、2023年10月6日(金)、本会の今期第 2回例会を DIC株式会社 執行役員 R&D統括本部長 総合研究所長 有賀利郎氏より『DICの未来戦略と独自路線の追求』をテーマにご講演願い、併せて千葉県佐倉市の DIC総合研究所、隣接する川村記念美術館を見学させていただく予定です。 皆様の積極的なご参加を願ってやみません。

 今回DIC様を弊会主軸事業「異業種・独自企業研究会」で取り上げさせていただく趣旨は、1908年(明治41年)、僅か3人で印刷インキの製造 販売を目的に創業した同社(川村インキ製造所)が、文献や資料の殆どなかった1915年(大正4年)、日本に導入されて間もないオフセット印刷に着目。逸早くその普及を予測し、試行錯誤の末、遂に独自のオフセットインキの製造に成功。やがて有機顔料の本格的自主一貫生産を実現し、更に原料として欠かせない合成樹脂の自給生産を達成して真の意味の印刷インキメーカー、又それを超えてユニークな化学企業として第一歩を踏み出し、遂に“印刷インキ”、“有機顔料”、“PPSコンパウンド” で世界シェアトップのグローバル化学企業にまで成長するに至ったターニングポイントは何であったかを振り返り、文字通り独創的独自企業の一社であるDICの今日のヴィジョンと挑戦に触れさせていただいて、今後の私たちへの掛け替えのない示唆とさせていただこうと願うものです。

 なお同社は、創業100周年を迎えた2008年、大日本インキ化学工業株式会社から現在のDIC株式会社に社名を変更し、今年2023年、創業115年を迎えたグローバル企業です。

有賀利郎氏
有賀利郎氏

 今日のDICのTOPメッセージは「 “Beyond Color & Comfort!” を軸に、ユニークな化学会社として社会の信頼に応える」「化学を超える」を合言葉に、「課題解決型企業」への脱皮を目指しています。
 同時に、最近、データサイエンスセンターを新設し、AI 分野のスペシャリスト育成強化に取り組み、外部AI専門企業との協業を推進。2022年(令和4)度にはグローバル技術拠点が一体となった戦略製品・新技術の開発促進、複合化、OA、AI活用による高付加価値創出技術の開発加速を目指しています。

 2022年度のDICの売上高は、ウクライナ危機に伴い、世界はブロック経済化的様相を呈し, 合わせて世界的なインフレ圧力が高まる中で、久し振りに1兆542億円(前期比 23.2%増)と1兆円を超えました。 その主な要因は、2021年にドイツBASF社の顔料事業である Colors & Effects 買収の効果が現れ始めたことと、エネルギー・物流・原料コストの増加分を製品価格に適正に反映出来たことなどが大幅な増収につながったと、同社は説明しています。

総合研究所 / 同社提供

 今日、DICが手掛ける主な製品は“印刷インキ”、“有機顔料”、“PPSコンパウンド”に加え、液晶材料、工業用粘着テープ、機能性顔料、包装用接着剤、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フッ素化学品、改質剤、硫黄系石油添加剤、金属石鹸、不燃化粧板、加飾フィルム、繊維着色剤、機能性コンパウンド、インクジェットインキ、食品包装用フィルム、特殊磁気テープ、プラスチック成型品、中空糸膜モジュール、ヘルスケア食品など、幅広い事業展開で今日に至った、正に独創的独自企業です。

 有賀利郎氏は、DICの基盤技術として ①有機分子設計技術、②高分子設計技術、③分散技術,④色彩・光学技術、⑤応用・加工技術 の五つを挙げ、DICの強みは蓄積した配合設計技術を基に, 自社保有の顔料分散体や樹脂製品を用い、要求される機能に合わせた配合設計を実施することにある、と紹介しています。

有賀利郎氏
DIC川村記念美術館

 又、DICは他の国内印刷インキメーカーに先駆けて海外進出を果たし、1986年 (昭和61年) 米国サンケミカル グラフィックアーツ材料部門、1999年(平成11年) 仏トタルフィナ インキ部門、2021年には先のドイツの “BASF Colors & Effects” を買収し、全世界に活動拠点を拡大。現在63ヵ国 190社のグループ企業を通じて事業を展開しています。

 なお、この総合研究所に隣接する美しく広大な庭園内には、DICの創業者 川村喜十郎はじめ 川村家 3代の収集品を展示する、日本でも有数の規模をもつ、17世紀のレンブラントからモネ、ルノワールなどの印象派、ピカソ、シャガールに至る西洋近代美術、20世紀後半のアメリカ美術の名品が展示される “川村記念美術館” が、緑豊かな自然環境に囲まれて佇んでいます。もちろん、今回の私たちの見学先としても予定されています。

 皆様の、積極的なご参加を願ってやみません。(新経営研究会 代表 松尾 隆)

日程・会場

【日 時】 2023年10月6日(金) 13:00〜18:15
【訪問先】 DIC株式会社 総合研究所、DIC川村記念美術館
      千葉県佐倉市坂戸631
【集 合】 12:15 ※12:20に出発いたします
      事務局がお待ちしております。
【集合場所】JR「佐倉駅」南口
      DIC川村記念美術館行バス停より
      送迎バスが待機しています。
      ▶▶ランチ店情報(ご参考迄)
【テーマ】『DICの未来戦略と独自路線の追求』
【講 師】 DIC ㈱ 執行役員 R&D統括本部長
      総合研究所長
      有賀利郎 氏
【チェアマン】
      前(独)国立科学博物館
      産業技術史資料情報センター長
      経済産業省「ものづくり日本大賞」選考委員
      経済産業省「ロボット大賞」選考委員
      世界文化遺産特別委員会 委員
      鈴木 一義 氏
【締切】  2023年9月20日(水)
【連絡先】 新経営研究会 担当:田中智子
     TEL: 03(3265)4341
   

スケジュール

  • 13:00 - 13:10 ご挨拶 新経営研究会、DIC株式会社様
  • 13:10 - 14:10 ご講演
  • 14:15 - 14:55 総合研究所見学
  • 15:00 - 15:20 質疑応答
  • 15:30 - 17:00 美術館見学
  • 17:10 - 18:10 ライトパーティー・名刺交換

    ※散会後「JR佐倉駅」へお送りします。
MEMO


お迎えバス乗場

東京駅から JR総武快速・成田で「佐倉駅」下車(約60分)


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