ー 激変する時代環境と科学・技術本流、日本の特色と強みを生かしたイノベーションの追求 ー 


2021年後期スケジュール

2月25日(金)
DX時代における日本の自動車産業の国際競争力強化を目指す
『AllJapanによる“MBD(Model Based Development)
        推進センター”発足の基本ヴィジョンと構想』
マツダ(株) シニアイノベーション フェローMBD推進センターステアリングコミッティ委員長 人見 光夫
人見光夫
人見 光夫氏 
    スカイアクティブ・エンジン
    Skyactiv Engine
    マツダ(株)提供

2021年7月、国内自動車メーカー5 社、部品メーカー5社が中心となり、試作を前提としない、バーチャルな3次元Simulationを駆使した高度な摺り合わせ技術「SURIAWASE2.0」を実現する“Model Based Development”をAll Japanで推進、日本の車産業の国際競争力強化を目的に「MBDセンター」を発足。委員長にマツダの人見光夫氏が就任。氏は試作・実機テストを経ず、バーチャル三次元Simulationなど“ComputerAidedEngineering”を駆使、画期的内燃機関SKYACTIV エンジンを創出した中核者。

スカイアクティブロードスター
Skyactiv Roadstar マツダ(株)提供    

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3月17日(木)
『地球温暖化対策・脱炭素社会の実現に挑む、
          MHIべスタスジャパンの風力発電』

MHIべスタスジャパン(株)代表取締役社長 山田 正人
山田正人
山田正人氏 
    洋上風力発電機
    洋上風力発電機

三菱重工業と世界的風力発電機メーカーの一社デンマークのヴェスタス社は、風力発電機事業の連携強化を目的に、「MHIべスタスジャパン」を設立、 2021年営業を開始した。COP 21 を振り返るまでもなく、地球温暖化は人類共通の深刻な課題として地球規模で共有されている。今回、MHIべスタスジャパンの山田社長をお囲みし、洋上風力発電の利点と課題、通説とその当否等を取り上げ、日本の再生可能エネルギーの今後を考えたい。氏の日本の再生エネルギー問題への危機意識は強い。

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4月14日(木)
『次世代AI技術で挑む、富士フイルムの ヘルス・医療分野の画像技術開発』
富士フイルム(株)画像技術センター長 山口 博司

山口博司氏
山口 博司氏 

世界最先端のAI画像処理で知 られる。創業以来85年、写真フィルムで培った技術を基盤に、医療画像診断やフォトイメージング分野で画像データからより価値 ある情報に導く技術を開発、高めてきた。X線写真に代わるイメージングプレートも同社の開発。(提供:富士フイルム㈱)

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5月13日(金)

後世に伝えたい、F1撤退の2021年12 月、
  苦節30年、土壇場で奇跡の世界チャンピオンの座の奪回を果たした

『ホンダF1パワーユニット開発への挑戦』
(株)本田技術研究所HRD Sakura エグゼクティブチーフエンジニア角田 哲史
角田 哲史氏
角田 哲史氏 
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    ホンダF1パワーユニット

ホンダは今シーズンでF1撤退。そのホンダの集大成と言える渾身の新型パワーユニットが開発、投入され、遂に世界チャンピオンの座を奪回した。その開発総責任者浅木泰昭氏は、「現代のレギュレーションでは、曾てホンダが得意とした高回転・高出力型パワーユニットだけでは意味をなさず、“効率こそ全て”になった」いう。“どん底状態”から年間タイトルを狙えるポジションに来れたのは、2018年、高効率新燃焼のコンセプトを探り当て、その燃焼に耐えるピストン開発、Honda Jetの高度シミュレーション技術の採用があった。エンジン屋の限界を超えたと言われる超高効率F1用ターボはこうして生れたという。その開発の中心が角田哲史氏だった。

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ホンダ出場の F1 レース (写真提供:㈱本田技術研究所)

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6月22日(水)
 『製薬企業におけるモダリティ戦略、新規治療手段の探索と実用化』

第一三共(株)常務執行役員 研究開発本部長 高崎 渉

高崎 渉氏 

2030年ビジョンとして「サステナブル社会の発展に貢献する先進的グロー バルヘルスケアカンパニー」を掲げる。癌に強みを持つ創薬企業として 多彩なモダリティ技術を用い、先進的医薬品創出に取り組んでいる。Antibody Drug Conjugate(ADC)、mRNAワクチン、核酸医薬、遺伝子治療、 治療用ウイルス等の新規治療手段は、低分子や中分子創薬と共に創薬 パラダイムを大きく変革するもの。しかし、このモダリティ探索にセオリー が無く、生産等実用化に難題も多い。新型コロナワクチンの話題にも触れ ていただき、将来展望についてもご披瀝願う。更に、研究開発の多様で シームレスな活動におけるグローバル人材育成についてご紹介いただく。

【第一三共(株) 品川研究開発センター】
モダリティとは低分子化合物、ペプチド(中分子)薬、抗体医薬など蛋白質医薬、核酸医薬、 mRNAワクチン、再生医療など治療 手段のこと。近年では、核酸医薬や遺伝子治療、治療用ウイルスの研究開発が活発化し、モダリティ選択肢の幅が広がったという。

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7月1日(金)
『テクノロジーとWellbeing、予測不能の時代の幸せ』
     ーIEEE最高位賞「2020年度 IEEE Frederik Phillips Award」受賞 ー
(株)日立製作所 フェロー、(株)ハピネスプラネット 代表取締役 CEO矢野 和男
矢野 和男
矢野 和男氏 
    あぷりphoto
    アプリ・フォト
    名刺型ウェアラブルセンサー
    名刺型ウェアラブルセンサー
     ㈱日立製作所:提供

1993年、単一電子メモリーの室温動作に成功。ナノデバイスの室温動作 に道を開いた。又、電気・電子産業への革新性を評価され、「人間中心の IoT技術開発と実用化」で IEEE最高位賞・2020年度IEEE Frederik Phillips Award 受賞。2004年からウエアラブル技術とビッグデータ活用で世界を牽 引。氏開発“Business Microscope”は歴史的ウエラブルデバイスとHBR誌 が紹介。予測不能の現代、変化に立ち向かわせるのは“やり甲斐”、これ が「幸せ」に繫ることを膨大なデータで実証。HP社は2020年、日立の出島 として新設。予測不能の時代の幸せにIoT技術で迫る。IEEEフェロー 。

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