「開発者・革新者本人が語るイノ「ベーションへの挑戦、解決を求められている今日の課題」 新経営研究会 FMT イノベーション

異次元の機能と優れた環境特性を持つ蛋白質素材

『Brewed Protein™の開発と応用』

　来たる9月18日（金）、国際文化会館において、リアルミーティングとオンラインミーティングの併催で、「異次元の機能と優れた環境特性を持つ蛋白質素材 / Brewed Protein™ の開発と応用」と題して、今や企業評価額 1,006億円（2020年2月5日基準）、ユニコーン企業と言われる程に驚異的成長を成し遂げた「Spiber」の共同創業者・取締役 兼 執行役 菅原潤一氏を親しくお囲みし、「イノベーションフォーラム」の第５回例会を開催いたします。 ユニコーン企業とは評価額10億ドル以上、創業10年以内で未上場の超優良スタートアップ企業を指して呼ばれる企業です。

　そして、同社は、2019年6月、スポーツアパレルのゴールドウインとの共同記者会見で、これまで「人工クモの糸」と呼んでいた同社開発の繊維を、「ブリュード・プロテイン（Brewed Protein、微生物で作るタンパク質）」と呼び、「本物のクモ糸を模倣するフェーズから移行」、「脱クモ糸」を宣言したのでした。

　

菅原潤一氏

　

　ご案内の通り、「Spiber」は、山形県鶴岡市を拠点とし、世界初の合成クモの糸繊維の量産技術の開発に成功し、世界が瞠目したベンチャー企業です。

　氏は慶應義塾大学在学中、同大先端生命科学研究所でクモの糸の研究に専念していた関山和秀氏（現Spiber社長）と今日の Spiber を立ち上げた共同創業者で、去る2016年8月、私ども新経営研究会のもう一方の主軸研究会「異業種・独自企業研究会」で訪問見学させていただき、関山社長から創業の夢と苦闘の道程を伺いました。

　その後、タイ工場の立ち上げも順調にいき、GOLDWINとの事業化も本格化してユニコーン企業として世界に躍り出た今日、改めてそのSpiber の夢の実現に果敢に挑んだ共同創業者 菅原潤一氏から、その後の技術的、経営的挑戦の跡と今後のご抱負を伺わせていただくことになりました。

　「クモの糸」は鋼鉄の340倍という異次元の強靭さを持ち、環境性能など驚異的潜在力を持つ蛋白質繊維で、かつてNASAが挑戦して断念した挑戦です。

Brewed Protein

　ここには、曽て NASA も一度挑戦して断念した極めて困難な独創の技術が如何にして陽の目を見るに至ったか、その赤裸々な挑戦の軌跡、そして一ベンチャー企業だった同社が今日ユニコーンと言われる輝く企業へと成長していった、「夢」と「血」と「涙」の正に「裸の人間の生への挑戦」があります。何が「Spiber」をここまで来させたのか。ここには、企業規模の大小、ビジネスの如何を問わず、あまりにも大きな示唆と教訓が溢れています。

　皆様の積極的なご参加を、関係者一同、心からお待ち申し上げております。

　一部の方々とは「オンライン」による再会ではありますが、鶴首、再会を楽しみにいたしております。

　万障お繰り合わせいただき、ご参会下さいますよう、関係者一同、祈念いたしております。

日程・概要

スケジュール

• 13:30-13:35　ご挨拶
• 13:35-14:00　自己紹介
• 14:00-15:00　ご講演(前段)
• 15:00-15:30　Coffee break
  　　　　　オンラインの方:グループに分かれ自由討議　
• 15:30-16:30　ご講演(後段)
• 16:30-17:00　Ｑ＆Ａ
  　
  ※オンラインご参加の方はここで終会
  ※会場ご参加の方は、有志によるワイガヤ会
  　17：30～19：00予定しております。