挑戦者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

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2013年6月4日(火)

SANO MAGIC 
主宰 佐野末四郎氏

『SANO MAGIC 佐野末四郎の世界』

  佐野末四郎氏

 皆様のご参加をいただいております2013年度前期「イノベーションフォーラム21」の第3回は、SANO MAGIC 主宰 佐野末四郎氏をお囲みし、複合材が常識の時代に、敢えてこだわる木造ヨットの造艇「SANO MAGIC 佐野末四郎の世界」と題してご講演いただきます。

 佐野末四郎氏は、江戸時代から八代、200年続く船大工の家に三男として生れ、13歳から炭素繊維など複合材が主流の今日まで、スクーナー(2本以上のマストに帆装される外洋帆船)やランチボート(大型モーターボート)など、全て木釘を使用した本格的な木造艇を造り続け、炭素繊維を以ても成し得ない軽さと高速性に、米国の「Wooden Boat」誌が驚きを以て “SANO MAGIC” と称した高度な独自の造船技術を築き上げた、今、世界最高峰の造艇家と評される方で、“SANO MAGIC”という工房名は、このとき「Wooden Boat」誌に踊った見出しがルーツです。

 氏が外洋ヨットの自作の思いを父親に訴えたのは13歳、中学1年の時で、船体設計を本格的に学び、15歳でケッチ(2本マストの外洋帆船)の建造に着手し、3年かけて独力で完成、進水させました。「PRETTY ANGEL」と名付けられた、この氏の処女作ケッチは、今も氏が愛用しています。

          旧山王丸
 後に氏は、「Wooden Boat」誌編集長の推薦で世界でも名高いオランダ王立造船所に学びましたが、そこで「墨つぼ」と 「墨差し」 を手に木材を「組み手」で組み上げていく氏の技術に、当初、好奇の眼でしか見ていなかった工場長は、「俺は世界中の技術を知っていた積りだったが、こんなスゴイ技術は見たことがない」と吃驚し、ものは試しと、これまで同造船所で難しくて出来なかった仕事を氏に相談したところ、氏は昼の30分の休憩時間中にその仕事を仕上げてしまったそうです。その後、氏はオランダ王立造船所の最上位のポジションにまでいきました。

 日本の伝統は、如何に良いものを長く使うかに重きが置かれ、見えない処にまで手間を掛ける。ヨーロッパは如何にお客を喜ばせて商品価値を高めて行くか、に重きが置かれているようだ。今後は両者を合わせていくことが大事だ。「佐野家200年の造船技術の粋」と「日本のものづくりの美意識」をヨーロッパに見せつけ、「誠心誠意を込めた日本の職人芸」と「ヨーロッパの船に見られる芸術性」を融合させた、日本ならではのヨットを本場のヨーロッパに知らしめたい、と氏は語ります。

 一切の妥協を排し、本質から出発する氏の‘ものづくり’姿勢、また、氏が今日手がけて世界の大きな注目を浴びている木製自転車とスピーカーは、汲めども尽きない示唆に溢れています。

 万障お繰り合わせの上、ご参会いただきますようお願い申し上げます。

日程・会場

【日時】 2013年6月4日(火)13 : 00-17 : 00
【訪問先】SANO MAGIC工房 
     東京都江東区新木場1-6-12
     TEL: 03(5569)6567 
【集 合】13:00  
    ◎東京メトロ有楽町線 ◎JR京葉線 ◎りんかい線 
      「新神戸駅」 ※徒歩7分
【テーマ】複合材が常識の時代に、敢えてこだわる木造ヨットの造艇
     「SANO MAGIC 佐野末四郎の世界」
     講演:SANO MAGIC 主宰 佐野末四郎氏 
【連絡先】新経営研究会 電話:03-3265-4341 
      

スケジュール

  • 13:00 集合
  • 13:10 見学・ご説明
  • 14:45 ご講演 ※新木場振興・会議室
  • 16:15 コーヒーブレイク
  • 16:30 Q&A
  • 17:00 終了・解散 
MEMO


会 場


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