Home > FMT会員 > 2007年度 賀詞交歓会

2007年度 賀詞交歓会

  • 2007-03-14 (水) 13:08
  • FMT会員
  • 作成者:admin

〔2007年度賀詞交歓会〕
 去る2007年2月19日(月)、東京都千代田区永田町の山王日枝神社で、遅れ馳せながら、新経営研究会の極く内輪のコアメンバーによる、本年度賀詞交歓会が行われた。

今年も、今や恒例となった、関東学園大学客員教授 元日本IBM専務取締役 鴇田正春氏による「中国古代算命学から観る、2007年の時代的特徴と今後の推移」と題したご講演の後、麹町囃子社中の皆さん方によるお囃子と獅子舞を楽しんだ。

〔鴇田正春氏ご講演要旨〕
テーマ:「中国古代算命学から観る、2007年の時代的特徴と今後の推移」 
 
 日本にとって、今日という時代は余り良い時代とはいえない。

 日本は、今、衰退途上にある。
東洋史観では、自然界はバランスで成り立っており、このバランスが取れているものだけが生存・存続出来、バランスを欠くと衰退して、やがては消滅して行くと考える。 この、「全てはバランスで成り立っており、太陽と太陰(月)というように、世界は全て陰と陽の二つの要素で成り立っている」という考え方から生まれたのが、陰陽説である。
又、東洋学の考えには「軍略」と「戦略」があり、軍略の大目的は「集団の生存・存続」を考えること。その手段の一つが経済である。「戦略」とは、基本的に戦争の勝ち方を考えることである。
日本が衰退期に陥った第一の原因は、物質文明と精神文明のバランスを大きく欠いたこと、第二に本来手段であるべき経済が全てに優先され、目的となってしまったことに起因する。
従って、長期的に見た場合、衰退期にある日本が今後直面するであろう大きな諸問題には、

  1.  
    • 碌 馬(ロクバ)現象:
      国が蓄積して来た財産が、諸外国から様々な形で吸い取られて行く現象
    • 棄 民(キミン)現象:
      国が国民に犠牲を強いていかなければ立ち行かなくなる、という現象。
      このようなことから富の二極化が起き、やがて意識も二極化して来て、国が中々一体化出来ない状態になって来る。
      このような時には決して戦争を仕掛けてはならない。しかし、他国にとっては、日本に戦争を仕掛ける絶好の機会となる。
    • ナショナリズムの台頭:
      黒白をはっきりさせ、曖昧なことや公私混同を許さなくなる。
      やがて、国家レベルでも周辺諸国に対して黒白をはっきりさせるようになり、 バランスの取れた政治が難しくなって、外交面で孤立化が始まる。
    • 資源・食料の入手困難事態

などなど、様々な問題が次々と起って来る。
   そして、2010〜2012年頃、国論を二分するような事態が起きるのではないか。
その理由は、昭和36年に制定され、これまでプラスに働いてきた日米安保条約が、50数年を経過して2011年頃になると、今度は逆転してマイナスに働いていくようになる。これを反転作用という。
この、50年後に反転作用が来るというような歴史観は、西洋にはない。
具体的には、例えば日米関係の見直しのような、大きな動きが出て来る可能性がある。
   東洋学では、その5年程前に予兆現象が現れ始めるといわれているので、今年辺りから、日米関係のギクシャクが表面化し始めるのではないか。
それがやがて国論を2分する大問題となり、改めて日本の将来に対する新しい方向づけがなされ、基本的には‘国家主義’という方向へ向って、東洋学の計算上では2016年辺りに憲法改正が行われるだろう。そこから、日本は再び陽の時代へ転換して行くことになる。
   又、日本に非常に近い所では朝鮮半島。そうなれば勿論日本でも大騒ぎになるけれども、日本は国際的にも蚊帳の外に置かれて、ただ傍観しているだけという立場に立たされる。このことで日本が口を出したり、何らかのリーダーシップを発揮出来るというような余地は全くないだろう。
以上を前提としながら、今年平成19年という年を観てみると、今年の大きな問題の一つとしては、政治が混迷期に入るということである。
   このような時、安倍総理が、かつての近衛さんのような「言わずもがなのこと」を言ってくれなければいいな、というのが私の一番の心配事である。
   そして、今年は亥年である。
   この「亥」という文字は元々は男性と女性が一つに重っていることを表わしている表意文字で、従って、亥とは、本来、新しい生命が生まれるという年回りを意味する年である。
   月でいうと11月が亥月。地上から作物がなくなって、地下で種が次の新しい生命を育んでいるという、中でエネルギーが溜まっている状態が亥年の本来の意味である。亥という字に木ヘンをつけると核という字になるのは、この事に由来する。今年はエネルギーが溜まっている年回りだぞ、ということを表しているのが「亥年」。
この亥年という年回りには、歴史的に大きな天変地異が起きる可能性が比較的高い。かつての富士山の大噴火、大正10年の関東大震災、平成7年の阪神淡路大震災、何れも亥年の被災であった。しかも、衰退期にある国にこの大異変が起きる時はその国の中心部に起きる、と古代人は計算している。願わくははずれてほしいものである。
   又、海外では政治的内紛が多く、テロの多い年になるだろう。
   今年、とくに日本の運が悪いと思うのは5月と9月辺り。
   今年1年間の日本の特徴を置換法で置き換えると、今、日本は秋の土用、イヌの月。
   イヌ月というのは、滅するという月回りを表わしており、この地上から食べ物がなくなって、これから厳しい冬を迎える、ということである。
  衰退している日本は、これからはこれまでの蓄積で食べていかなければならない時代になる。
  今、日本が真剣に考えなければならないのは東洋の軍略である。「日本、或いはその集団の生存・存続」という大目的に立って考えることである。
国家がかかる状態にある時、日本にとって、最もまずい施策は成長戦略を取ることである。
成長戦略をいうと皆に大受けし、気分も高揚するかも知れないが、若しこのような時期に日本が成長戦略を取れば、後に極めて大きな禍根を残すことになるだろう。
   こういう時期に最も肝心なのは、「守りの戦略」の徹底である。
   それから、周りの国ととにかく喧嘩しないこと。
   それには、国民がどれだけ多面的にものを見、バランスのある考えや判断、行動が出来るか、という国民全体の知的レベルが問われて来る。

最近の記事:FMT会員

  • 2007年度 賀詞交歓会 2007年3月14日
  • Home > FMT会員 > 2007年度 賀詞交歓会

    メタ情報
    フィード

    Return to page top