明日の技術・製品・事業開発と独自の企業価値と創出を考える会


2018年後期スケジュール

12月6日(木)
『今、日本の“ものづくり産業”に求められている革新』
イノベーション オフィス田中 代表、元東レ㈱代表取締役 副社長 CTO  田中千秋
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田中千秋氏 

    世界の特許出願

「日本は今、変化する時代の中でビジネスモデルの根本的革新を求められている。ここにはグローバルという視点が欠かせない。“ものづくり”は日本を成り立たせる基本。これが弱体化してきた。」これが氏の基本認識。IoT、AIの時代と言われる中、日本は今後、何を目的に、何を強みとしていくべきか。日本の“ものづくり産業”の進むべき道を考え合いたい。

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1月24日(木)
『富士フイルムの医療・健康分野への挑戦、オープンイノベーション』
富士フイルム㈱(株)取締役 執行役員 R&D統括本部長  柳原直人
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    T社とのiPS細胞由来の心筋
    細胞の再生医療製品の開発

同社は2000年に就任した現古森会長の下、経営革新を断行。化粧品、医薬品、再生医療、医療診断システム等、ライフサイエンス分野に進出。「こだわったのは既存技術を使った市場開拓。新規分野に出るつもりはなかった」という。IT×AI×画像処理をコアに挑む医療・健康分野を合わせ、同社のメディカル・ライフサイエンスへの今日の挑戦をご披瀝願う。

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2月21日(木)

AIで“ものづくり日本大賞”を受賞したベンチャー企業の挑戦

『AI化に挑むスペシャリスト・熟練者の経験と技、複雑な思考回路』
LIGHTz(株)代表取締役社長乙部信吾
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乙部信吾氏

    LIGHTzロゴ
    ロゴとしても使用される同社イメージ

2016年10月創業のファーストステージのベンチャー企業。先駆者・スペシャリストの深い経験や複雑な思考回路を汎知化してAI化し、広くまた後世に繋げていくことを目的とする。社名LIGHTzは、未来を照らす「灯」となることを願っての命名。2017年、AIとIoTの活用で金型のビジネスモデルを革新し、㈱IBUKIと共に第7回「ものづくり日本大賞・経済産業大臣賞」を受賞。

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3月26日(火)
『世界初、レアメタル完全フリーHEV駆動用モーターの共同開発 』
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 主任研究員 貝塚正明

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    重希土フリーHEV用モーター

本田技術研究所と大同特殊鋼、ダイドー電子は「高耐熱性と高磁力を備えた、世界初、重希土類完全フリーハイブリッド車用駆動モーターとそのネオジウム磁石の開発」に成功し、第7回ものづくり日本大賞を受賞。重希土類元素は稀少性に加え世界的に有力鉱床が偏在し、レアメタルに分類されるため、安定調達・材料コストの観点でリスクを抱えていた。

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4月26日(金)
『究極のエンジンと言われるSKYACTIV Xの開発、マツダのVISION』
マツダ(株) 常務執行役員シニア技術開発フェロー 人見光夫

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    SKYACTIV X

SKYACTIVは、2016年度WORLD Car of The Year、World Car Design of The Yearと同賞始って以来初のダブル受賞。Xは更に世界一のエンジンを目指し、一種の異常燃焼現象を逆手に取った革新技術。2019年、市場投入予定。来年は中国中心に電動化が加速、欧州マイルドハイブリッドも姿を現すと予測されている。マツダの戦略と見通しを合わせて伺う。

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5月17日(金)

 日本が開いた独創的未来科学技術

『量子コンピュータの今日と未来 』
東京工業大学 教授 科学技術創成研究院 量子科学技術 西森秀稔

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    量子コンピュータ
    量子コンピュータ

量子コンピュータには「ゲート方式」と呼ばれる量子回路モデルと、今日、量子コンピュータ研究の最先端を行くと評価される西森秀稔氏によって1998年、指導学生 門脇正史氏と共同で提唱された量子アニーリング・モデルがある。これは与えられた条件を満たす最適組み合わせを見出す手法の一つ。アルゴリズムなしに解が得られる。量子コンピュータの実用化を飛躍的に推進した理論として世界的評価を得ている。開発がうまく進めば、3〜4年後にはある種の最適化問題に関しては現在のスーパーコンピュータでも解けない問題が解けるようになるかも知れない、と氏は言う。

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