21世紀を先導する日本の "技術開発"、"ものづくり"、事業展開の可能性を求めて

2011 後期スケジュール

9/28(水)
『環境車輛用高性能リチウムイオン電池の研究開発、
                      大型定置用二次電池への期待』
日産自動車(株) 先端材料研究所エキスパートリーダー 東京大学 生産技術研究所 特任教授 堀江英明

当時ニッケル水素電池でしのぎを削っていた自動車産業で、充放電の安定、高エネルギー密度、性能劣化の少なさから、いち早くLIBの車への可能性に気づき、1992年、日産はLIBに絞り、ソニーと共同開発を開始した。氏はEV用LIB開発を先導してきた先駆者。氏は、今後LIBは様々な環境技術を束ねるハブになる可能性があると見ている。今回は、リニューワブル・エネルギー利用のための定置用電池の可能性についても触れていただく。

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10/19(水)
 オイルショックを契機とした省資源と感性の時代を迎えた1980年代の大ヒット商品を振り返る
『酵素入りコンパクト洗剤"アタック"の開発と市場戦略』
元花王(株) 取締役 研究開発統括 マニー(株)社外取締役村田守康

1987年、花王は世界初のコンパクト・酵素入り洗剤 "アタック" を発表。「スプーン一杯で驚きの白さ」とうたわれたこの新商品は洗剤市場の勢力地図を塗り替え、アサヒスーパードライと共に当時画期的大ヒット商品となった。この中心となっていたのが当時同社の家庭品研究所長 村田守康氏。成熟市場化していた合成洗剤市場の再活性化につながった。この開発はどのようにして始り、如何なる山や壁を乗り越えてブレークスルーされたのか。

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11/11(金)
 先人の知恵に学ぶ先端技術開発
『たたら製鉄から生まれる次世代製鉄への夢』
東京藝術大学 教授 東京工業大学 名誉教授永田和宏

「たたら製鉄」での鉄の不純物濃度は高炉製鉄の1/10。製鉄四千年の歴史で、粉鉄鉱石から銑鉄や鋼を商業的に製造したのはたたら製鉄だけ。粉鉱石は比表面積が大きいので塊鉱石より非常に早く反応が進む。しかし、高温ガスを強く吹くと粉鉱石は吹き飛んでしまう。わが国古来のたたら製鉄は、弱い風で不純物の少ない銑鉄や鋼を高速で造った。今回は、マイクロ波を使って「たたら製鉄」を現代に復活する、画期的技術開発をご紹介願う。

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12/19(月)
『世界初 有機TFT駆動 フルカラー有機ELディスプレーの開発』
ソニー(株) コアデバイス開発本部 ディスプレイデバイス開発部門長野本和正

2010年5月、ソニーは2001年発表の13型世界初有機ELディスプレイにつづき、4mmφの細い棒状に巻取り可能な、厚さ80μm、世界最高精細121ppiの解像度を達成した4.1型、世界初、独自技術による有機TFT駆動フルカラー有機ELディスプレイを発表。巻き取った状態のままで動画を再生できる。現在は実用化開発途上。極めて薄く、軽く、耐衝撃性と収納性に優れた次世代モバイル機器時代を切り開くものと、世界の注目を集めている。

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2012年
1/19(木)
『技術の限界に挑む、金型製作・成形加工による
      超薄肉・超微細・超精密プラスチック製品の実現』
(株)かいわ 代表取締役 山添重幸

    全長2.6mmプラスチック製くわがたとゴマ粒

同社は、世界最小携帯電話用振動モータ部品、世界最小ピッチコネクターを始め、超微細・超薄肉・超精密プラスチック製品を金型製作と成形加工技術により超高精度で実現する、知る人ぞ知る中小企業。同社に持ち込まれる相談は、殆ど従来技術の限界を超える仕様。一般的な"ものづくり"、"技術"の常識が通用しない。同社の心臓部は恒温、恒湿、振動対策から地下工場。μ加工機でナノ加工を行う。第3回ものづくり日本大賞受賞。

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2/8(水)
『エネルギー、'ものづくり'のパラダイムシフト/
       ネイチャー・テクノロジーを求めて』
東北大学大学院 環境科学研究科 教授石田秀輝


    水のいらない風呂、いつも殻が綺麗な蝸牛

INAX取締役技術統括部長・環境戦略部長兼務を経て、2004年から東北大学教授。環境問題への努力にもかかわらず加速する環境劣化。この 「エコジレンマ」 をどう解決するか。氏は "エネルギー" と "ものつくり" のパラダイムシフトの実現を目指し、国内外で積極的に活動。自然の凄さをリデザインする "ネイチャー・テクノロジー" を提唱。「環境戦略と経営戦略、技術戦略は一体」 が氏の理念。 「地球が教える奇跡の技術」 など著書多数。

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