開発者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

最近のプログラム

2017 プログラム

6月26日(火)

 グローバルな視点から、今後日本製造業の再躍進の鍵を考える I 

『鴻海精密工業の躍進とグローバル競争力の核心、今後日本が挑むべき方向』
東京大学 名誉教授 ファインテック㈱ 代表取締役会長・鴻海(ホンハイ)精密工業 特別顧問  中川威雄
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中川威雄氏

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    切削工具とスマホ筐体

シャープを買収、短期間に甦らせた台湾の巨大企業“鴻海精密工業”はEMSという企業特性上、生産工場の実態は公表されていず“謎”が多い。この企業は創業者テリー・ゴウ氏抜きに語れない。私の氏と鴻海の係わりは四半世紀を越え、町工場から現在の巨大企業への急成長を間近に見てきた。日本に存在しないこの特異企業の発展を日本製造業の参考にしてほしい(中川氏談)。氏の専門は加工技術開発。東大生研時代、数々の新技術開発に挑戦。大河内記念技術賞二度、科学技術庁長官賞他多数受賞。

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7月13日(金)

 グローバルな視点から、今後日本製造業の再躍進の鍵を考える II 

『イスラエルと付き合って知る日本企業の弱みと強み』
コランダム・イノベーション(株)創業取締役/元(株)日立アメリカ上級副社長 CTO 理化学研究所 理事  武田健二
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    コランダム・イノベーション社運営の脳科学イノベーション拠点
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    イスラエルのAI・IOT技術

社名は他物質と融合してルビーやサファイヤなど貴石を生み出す綱玉に由来。イスラエルにアップル、グーグル、インテル、他先端医療企業など、革新的企業が研究開発拠点を置くのは何故か。氏は世界随一の革新性に優れると言われるイスラエルのスタートアップ・ハイテク企業に注目し、日本産業との連携推進を目的に同社を創立。氏は㈱日立製作所新事業推進本部部長、米国日立コーポレート・ベンチャーキャピタル部門プレジデント、理化学研究所理事を歴任。イスラエルの今日をご報告願い、今後の日本を考えたい。

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8月23日(木)
『リコーが挑む3D Printing による
 “ものづくり”革新とBio Printing ・医療分野への進出』
(株)リコー業開発本部 AM事業センター製造コンサルタント 坂木泰三
(株)リコー未来技術研究所 バイオメディカル研究室長 瀬尾 学
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坂木泰三氏

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瀬尾学氏

    バイオ3Dプリンタ
    バイオ3Dプリンタ

リコーは1990年代から3Dプリンターを導入して“ものつくり”に活用し、3Dプリンターに繋がる技術(インクジェット、光学、材料等)開発を進めてきた。この経験と技術をベースに「金型を使わない、今後日本の新たな“ものづくり”・生産革新の実現」と「医療・ヘルスケア分野への進出」など、独自の新たな挑戦をご紹介いただき、今後の可能性や課題に触れていただく。DNAプリント、iPS細胞など組織の3次元構築は今世界が鎬を削る最先端課題。

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9月7日(金)
『顧客価値と技術革新と産業創出のからくり』
   ー 5G+映像高度化+AIによる未来の暮らしと社会 ー
ソニー(株) 執行役員 コーポレートエグゼクティブ 中長期技術担当 島田啓一郎

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    4K 有機ELテレビ
       
    PlayStation.VR

AIと5Gモバイルの時代に人の眼を超えた先端のイメージセンシング技術がもたらす変化は、Society 5.0具現化の典型例。氏が研究開発、カメラ・パソコンの商品化経験を通して得た顧客価値とイノベーションの関係から導いた未来産業を語っていただく。曽て日本産業の象徴として輝いていた「SONY」は2009年から4期連続、累計1兆円近い赤字計上。しかし2017年、過去最高益、祖業エレクトロニクス事業の復活も果してV字回復。氏はソニーのこれ迄の垂直統合型開発体制をオープンイノベーション型へ率先移行させて来たソニー開発陣の中心。

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10月3日(水)
『パナソニックの車載用電池の開発とグローバル競争 』
パナソニック(株) フェロー オートモーティブ & インダストリアルシステムズ社 エナジー事業担当 CTO 生駒宗久

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    リチウムイオン
    (角形+円筒)電池

現在、パナソニックは車載用電池の世界のリーディングカンパニー。中国が世界最大のEV市場として急浮上する中、テスラと世界最大の車載用電池工場を共同建設中。しかし韓国LG化学、サムスン電子との熾烈な闘いに加え、今、中国が狙うEV世界制覇を支え、世界最大の車載電池メーカーになると目される中国CATLの急追、テスラ モデル3の遅れなど、問題も浮上。一方、トヨタ自動車との連携が成った。パナソニックにとって車載用電池は絶対負けられない戦い。

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11月15日(木)

 絶対不可能と言われながら、大ヒット・空前のロングセラー商品となった

『思わぬ出会いと、8年の挑戦が実を結んだ世界初基礎化粧品の開発 』
(株)コーセー 顧問 前常務取締役 研究所長 内藤 昇

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    モイスチャーリポソーム
    モイスチャーリポソーム
    リポソームの構造
    リポソームの構造

コーセーは1964年創業。“こだわり”と“感性”、“革新性”で知られる日本で3位の化粧品メーカー。創業家経営者の下、2017年最高益・5年連続売上高更新。固定客が多い。1992年、大ヒット・空前のロングセラーとなった基礎化粧品 美容液・世界初「モイスチャーリポソーム」を上市。きっかけは、この開発の中心・内藤氏が医薬品のデリバリー技術の講演で知ったリポソームが持つ“玉葱様構造”の肌効果への閃きだったという。当初、その安定性から商品化は絶対無理と言われた。

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12月6日(木)
『今、日本の“ものづくり産業”に求められている革新』
イノベーション オフィス田中 代表、元東レ㈱代表取締役 副社長 CTO  田中千秋
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田中千秋氏 

    世界の特許出願

「日本は今、変化する時代の中でビジネスモデルの根本的革新を求められている。ここにはグローバルという視点が欠かせない。“ものづくり”は日本を成り立たせる基本。これが弱体化してきた。」これが氏の基本認識。IoT、AIの時代と言われる中、日本は今後、何を目的に、何を強みとしていくべきか。日本の“ものづくり産業”の進むべき道を考え合いたい。

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1月24日(木)
『富士フイルムの医療・健康分野への挑戦、オープンイノベーション』
富士フイルム㈱(株)取締役 執行役員 R&D統括本部長  柳原直人
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    T社とのiPS細胞由来の心筋
    細胞の再生医療製品の開発

同社は2000年に就任した現古森会長の下、経営革新を断行。化粧品、医薬品、再生医療、医療診断システム等、ライフサイエンス分野に進出。「こだわったのは既存技術を使った市場開拓。新規分野に出るつもりはなかった」という。IT×AI×画像処理をコアに挑む医療・健康分野を合わせ、同社のメディカル・ライフサイエンスへの今日の挑戦をご披瀝願う。

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2月21日(木)

AIで“ものづくり日本大賞”を受賞したベンチャー企業の挑戦

『AI化に挑むスペシャリスト・熟練者の経験と技、複雑な思考回路』
LIGHTz(株)代表取締役社長乙部信吾
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乙部信吾氏

    LIGHTzロゴ
    ロゴとしても使用される同社イメージ

2016年10月創業のファーストステージのベンチャー企業。先駆者・スペシャリストの深い経験や複雑な思考回路を汎知化してAI化し、広くまた後世に繋げていくことを目的とする。社名LIGHTzは、未来を照らす「灯」となることを願っての命名。2017年、AIとIoTの活用で金型のビジネスモデルを革新し、㈱IBUKIと共に第7回「ものづくり日本大賞・経済産業大臣賞」を受賞。

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3月26日(火)
『世界初、レアメタル完全フリーHEV駆動用モーターの共同開発 』
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 主任研究員 貝塚正明

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    重希土フリーHEV用モーター

本田技術研究所と大同特殊鋼、ダイドー電子は「高耐熱性と高磁力を備えた、世界初、重希土類完全フリーハイブリッド車用駆動モーターとそのネオジウム磁石の開発」に成功し、第7回ものづくり日本大賞を受賞。重希土類元素は稀少性に加え世界的に有力鉱床が偏在し、レアメタルに分類されるため、安定調達・材料コストの観点でリスクを抱えていた。

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4月26日(金)
『究極のエンジンと言われるSKYACTIV Xの開発、マツダのVISION』
マツダ(株) 常務執行役員シニア技術開発フェロー 人見光夫

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    SKYACTIV X

SKYACTIVは、2016年度WORLD Car of The Year、World Car Design of The Yearと同賞始って以来初のダブル受賞。Xは更に世界一のエンジンを目指し、一種の異常燃焼現象を逆手に取った革新技術。2019年、市場投入予定。来年は中国中心に電動化が加速、欧州マイルドハイブリッドも姿を現すと予測されている。マツダの戦略と見通しを合わせて伺う。

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5月17日(金)

 日本が開いた独創的未来科学技術

『量子コンピュータの今日と未来 』
東京工業大学 教授 科学技術創成研究院 量子科学技術 西森秀稔

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    量子コンピュータ
    量子コンピュータ

量子コンピュータには「ゲート方式」と呼ばれる量子回路モデルと、今日、量子コンピュータ研究の最先端を行くと評価される西森秀稔氏によって1998年、指導学生 門脇正史氏と共同で提唱された量子アニーリング・モデルがある。これは与えられた条件を満たす最適組み合わせを見出す手法の一つ。アルゴリズムなしに解が得られる。量子コンピュータの実用化を飛躍的に推進した理論として世界的評価を得ている。開発がうまく進めば、3〜4年後にはある種の最適化問題に関しては現在のスーパーコンピュータでも解けない問題が解けるようになるかも知れない、と氏は言う。

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