随想随感

新経営研究会 代表 松尾隆 2020年3月29日


松尾 隆
 これは新経営研究会発足時の私たちの原点、即ち ① 21世紀に直面しているわれわれの最大課題の再認識、② 日本の特徴と強みを最大発揮させた国際競争力とリーダーシップを回復し、日本ならではの世界貢献を果していける “今後日本のものづくりと製造業へのイノベーション”の在り方を求めつづけて 今日に至る私にあった徒然の思い、そして ③ 私の心に深く刻まれ、折に触れて核心的啓示として甦えって来る 先人・その道の達人と呼ばれる方々からいただいた金言玉句の断片である。(()内は出典 ()のないものは松尾隆自身の思い)
 誠に拙い思いであるが、改めて自己確認と自己紹介を兼ねてご紹介させていただく次第である。
 ご笑覧いただけたら幸いである。


全ての原点 始まりは 生命(いのち)への畏敬の念 愛 感動 夢 未来 希望 情熱 誠意 そして誇り
全てを動かし変えるのは “夢”(入交昭一郎)
高い視点と広い視野(和田昭允)
創造と破壊 そして他を抹殺しても生き延びたい という殺し屋の血を滾らせ 一方で 生き甲斐と仲間なしでは生きていけないという 矛盾撞着した心を同根に持つのが 人間が人間である姿 人間のあるべき姿を論じる前に 人間である姿を理解していないと 空論になる(時実利彦)
人間は現在の瞬間にではなく 明日という未来と希望の中に生きている(時実利彦)
手ですくった砂が 痩せ細った指の隙間から洩れるように 時間がざらざらと私からこぼれる(高見順)
人を殺すに刃物はいらぬ 打ち込む対象を取り上げ 本人が無意味と思うことをやらせ続け 村八分にし 最後に一切の情報を断てばよい この逆をやっているのが名リーダーと言われている人たちなのだ
明け方 漁船が帰ってくると 工場のトラックが待っている 魚種ごとに魚の目方をはかったあと 工場にはこび タンクに汚染魚を捨てる 悪臭を放つ魚に 市場値の金が払われる はじめのうちは 取れば取るほど金になるので 精を出して出漁する人もいた が やがて 漁師たちの疑いがふくらんでくる 毎日 海に出るのは 捨てるための魚を取るためではない 金になりさえすればよいと いつまでも割り切れるものではない たとえささやかでも 自分の仕事に何らかの意味がなくては生きて行けない 「何のための人生か 漁民だっておいしい魚を食べてほしいのだ」「情けのうて涙が出ます」と口々に訴える声は胸をえぐる 岩国だけではない 敦賀湾でも 工場のコンクリート箱に投げ捨てるため 人々は漁に出る ゆがんだ社会は とうとうここまで来てしまった(深代惇郎)
遠い記憶を呼び起こす この無性の懐かしさ 心の安らぎ 魂の震えは何処から来るのか...おわら風の盆にて
伝統は 人の心に引き継がれて行く(池波正太郎)
カシミールの織物がどんなに美しいからといって われわれが高度の技術を駆使して どんなに精巧に再現して織ったところで 所詮 模倣にしかならないのです それは そのものの生まれた背景と人の心が結びついて 美しいものになったのです とうてい 歯の立つものにはなれないのです(志村ふくみ)
美と個性と伝統 それは現わすものでなく 現われて来るものだ
美と伝統に鋳型はない(出典忘失)
皇居造営審議会から出た新宮殿の様式は「日本古来の伝統を重んじた(中略)鉄筋コンクリート造りの現代建築」というものだった しかし「新宮殿の伝統」とは何なのか(中略) 私どもは現代に生きている(中略) 私は私なりに考え抜いた そして「現代建築」という言葉だけにすがることにした(中略) 徒らに過去に拘泥することなく 視点はあくまで現代におくべきでないか 伝統といっても それが脈々と現代に生きているのでなければ無意味だろう 私どもの血液の中に動いているものだけが 顧みるに足る伝統なのだ(中略) 次に 宮殿は一国を表徴するものでありたい それ故 現代の日本が持っている最高の技術的到達と芸術的水準を示すものでなければならぬ(中略) 最後に(中略)私どもは日本の宮殿をつくるのだ(中略) 日本人だけが造り得る宮殿を建てるならば それは逆に世界の文化に貢献することになるに違いない(新宮殿造営部長 高尾亮一)
われを忘れているとき 個性が現われる(川喜田二郎)
オールドローズは周囲に溶け込んで咲き 現代の薔薇の多くは周囲に際立って咲く 私はいずれも美しいと思う
技術 製品 モノの背後にある それを生み出した文化固有の美意識と価値観 サイエンスというものも同じ文化的所産の一つなのかもしれない
「コストは技術で下げる」「レギュレーションの変化はビジネスチャンス 技術で解決出来る」これが日本の自動車メーカーが歩んで来た基本姿勢 欧米はこれをネゴシエーションと考えた これが 戦後日本が欧米に技術で追いつけた理由の一つ(入交昭一郎)
「F1で アイルトン・セナでなくても エテ公でも勝つ車!」これが 今日の技術開発が目指して来た趨勢だった(入交昭一郎)
池之端の国田ってえ人の桐箱なんぞ 木口の切れの良さは全く眺めて胸のつかえのさがるようなもんだったよ しかも 磨かずにチャーンと艶が出ている 今は合わせ鉋で削っているところを昔は一枚鉋でやるからだ 今と昔は道具が違うし 職人の腕が違うし またその心がけが違うから 出来上がる品物が違って来るわけだ 不思議はねえ ものごとは順にいってらあ(指物師 溝呂木義郎)
毛筋一筋 紙一重の違いが 実は天地の隔たり
「化学で貴女と同じ色 出せますよ」とおっしゃって持って来て下さる方もあるんです でも私は「0.01ミリね 私の色と違うんです」っていうんです 「そのくらい いいじゃありませんか」とおっしゃるのですが「私は その0.01ミリが問題なんです それがこの背後の世界に通じる道なんですから(後略)」っていうんですけど その方はそこが解らないとおっしゃる(志村ふくみ)
そうは言ってもインスタント時代 手早くしなけりゃあ商売にならねってのは大方のご意見だろうねえ 安くて手軽でお客が喜びさえすりゃあ品物がどうであろうとそんなこと知っちゃあいねえ てえ店と職人が多くなっちまった それじゃあ おために悪いです なんて客の注文にチャンをつけて 折角の客を怒らしちまうなんてことがあたしにはよくある みすみすよくないものを客の注文だからって あたしにゃあ作れないからねえ…(指物師 溝呂木義郎)
あたしらの商売が斜陽だってえことは どうやら間違いないねえ けれども物は考えようでさ こうなったらなったで 物を本然に返しゃいい 一度は職人根性から商魂に傾いたんだが もう一度心を入れかえて 無理は止めて 元の職人根性に返ればいいんだとね そう思うようになったんだが そうじゃねえだろうか(塗師 横山吉次郎)
ある早春 桜の枝をいただいて 早速煮出して染めてみますと ほんのりとした 樺桜のような桜色が染まりました たまたま九月の台風の頃 桜の大木を切ると聞いて 喜び勇んで出掛けました しかし そのときの桜は三月の桜と違って 匂い立つことはありませんでした そのときはじめて知ったのです 桜が花を咲かせるために樹全体に宿している命のことを 一年中 桜はじっと命が色に変わるのを待っていたのです 知らずして 私はその花の命をいただいていたのです(志村ふくみ)
全体を一つの思想 美意識で貫く‼︎
徹底出来るか出来ないか そこが全ての決め手
木組みは寸法で組まず 木の癖で組め(西岡家に伝わる法隆寺宮大工口伝)
法隆寺・薬師寺宮大工棟梁 西岡常一氏と内弟子 小川三夫氏
(三重塔を背景に再建なった薬師寺金堂前で 1979年頃 小川三夫氏提供)

日本は美の中に真理を 真理の中に美を見抜く視覚を発展させてきた そのことを 再び(日本に)思い出させることは 私のような外来者の責任であると思います 日本は 明確で完全な何ものかを樹立したのです(中略) それは紛れもなく 全人類にとって貴重なものです それは多くの民族の中で日本だけが たんなる適応の力からではなく その内面から生み出して来たものなのです(Rabindranath Tagore)
われわれの核となるものは 各々の民族が各々の歴史と風土の中で培い 発展させて来た 今われわれの内にある この精神と美意識 感覚をおいてない
ゆがんだ茶器や花器など 欧米では不良品とされるものが 日本では逸品として高く評価されることがある 非合理 非論理が入ってはじめて命が入ったように思える(中略) 土を練って火で焼くのであるから ゆがみやひびを生じることは当然わかる (こうして)ゆがみやひびに縁を感じる 自然とのつきあいを深くしてきた農耕文明の これは観念であろう この観念の崩壊が 諸々の“近代化のつまらなさ”を現象させている(栄久庵憲司)
日本の資質を顕在化させる原動力は 技術の背景をなす哲学にある(中略)宗教が生活学であり 産業が哲学の実践であるような 世界に類を見ない文明が 日本には成り立ってゆく素地がある(栄久庵憲司)
工業デザインの成熟を想うとき 数をこなす必要の多い “幕の内弁当” に美が最優先されてきた事実 “美を機能の最先端におくものづくり” には学ぶべきものがある それは “多元なものを統一する秩序” をもって美とする造形美の発見であった(榮久庵憲司)
人間には 大まかに言って先ず完結した確固とした到達目標 グランドデザインを定め そのブレークダウンという手順でデザインを完成させていく行き方と 桂離宮のように 最初描いた絵の上に折々の思いを重ね 修正を加えながら ある姿に辿り着いて行く このような 2つの行き方があるように思う 私は どちらが優れているとは言えないと思う
伝世の文化財 これが日本の博物館の特色 発掘したものを展示しているのではない(赤尾英慶)
千年生きよった檜の材は 千年の命がありますのや(西岡常一)
ある大手製造業の CTO が私に言った言葉 今どき千年保たせる努力を評価して そこにどんな意味がありますか ?!
日々変わり 今日のものは明日はない...
優れた和紙は 歳とともに 品格と風格を増し 美しく老いていく(安達以乍牟)
健康に老い なお矍鑠(かくしゃく)として品格を失わない老境の藍の色を “瓶覗き(かめのぞき)”という(志村ふくみ)
刹那に生きることを強いられた 今日の “モノ” たちの悲哀と素顔
ついこの間まで 私たちは年と共に品格と風格を増し 美しく立派に年をとっていく様々なものに囲まれていた 家々の柱や梁にしてもそうであったし 寺社の石段はもちろん 身の回りの食器や調度 家具 道具 皆そうであった 街とか界隈といわれるものもそうであった そこには 人々のこれまでの生活の息づかいが 記憶として刻まれていた それをわれわれは底光りと言った 今 私たちを取り巻く素材 製品のほとんどは 磨き上げたくとも それは劣化を早めるだけで ある日 突然 醜く壊れてしまう
年と共に美しく 気品と風格を加え 老いていく そのような素材 製品というものを 私たちは再び 身の回りに取り戻していくことは出来ないものか
経済合理主義への美意識の反逆が いずれ必ず起きる(多田道太郎)
利害 得失による判断は当然だが 美意識による判断 決断もあっていいのではないか
コストが下がればいいのか! 利益が上がればいいのか! もっと大切なものはないのか!
ペルリが幕府に献上した天秤を 日米修好通商記念として 科学博物館が持ち主の了解を得て米国に貸し出したことがある 後に天秤はピカピカに磨かれて戻って来た もちろんこれは米国の善意だが このときの責任者だった私は頭を抱えてしまった ものの考え方や見方は これほどに文化によって大きく違う(鈴木一義 「新経営研究会発足25周年記念大会 基調講演」2007年)
ものに映る つくり手の精神と内面の魂 手先 息づかい
自然に咲く花は美しい 枯れかかっても深いものを感じる それが造花にない それが生命だというが 不思議だ
考えてみれば 路傍の石も 山肌に見えるあの岩も美しい 石や岩にも生命があるのだろうか
(美しさ)を感じる能力は誰にでも備はり さういふ姿を求める心は誰にでもあるのです たゞ この能力が私たちにとって どんなに貴重な能力であるか 叉 この能力は養ひ育てようとしなければ衰弱して了ふことを知ってゐる人は 少ないのです(小林秀雄)
本当のものは見えるものの奥にあって 物や形にとどめておくことの出来ない領域のものなのでしょう(志村ふくみ)
生き生きとした…、瑞々しい…、これらは“いのち”が解き放たれて 自由に躍動している様か…
千数百年に亘り「たたら製鉄」では伐採した森林を40年サイクルで再生させて来た この基本思想は曾て日本のモノづくり全般に 通奏低音のように流れていたのです(黒滝哲也)
この“たたら製鉄”の技術 操業の最高責任者 村下の木原明氏によると 村下は人間の五感を総動員して炎の色や勢い 炉内から聞こえる音 ノロの出方などから 見えない炉内の複雑な変化の一瞬一瞬を読み取り 臨機応変に対応するのだという 村下に不可欠の能力は この火を見る“感性”だそうだ 炉内の変化は全て火に現れるからだという これを読み取れる現代技術はない(木原明)

 
〈左〉私の人生の師 書家 故小野田雪堂氏 書画〈右〉たたら製鉄操業現場

尺八など 日本の伝統楽器に “さわり” という奏法がある “雑音” と取られかねない音である 楽譜には表せない しかし ここに日本の楽音の “いのち” 本質が現れているように私は思う
不純物 夾雑音といわれるものが深みを生んでいる
不均衡 不揃いの部材が生み出す強さと美しさ(西岡常一)
十五夜の頃 夕去りの茶事に招かれ 手燭に導かれて席入りし 暫し経って気づいたほの暗い茶席の釜の湯の静かに滾る音 亭主の気配 衣擦れの音 やがてぼんやりと見えて来た茶碗や棗 お点前の所作 床の間の柱に掛る まだ固く結んだ夕顔の蕾
今 すべてが明るく照らされて 何も見えなくなってしまった
地球にやさしい? 何と身の程を知らない 軽い言葉だろう
持ち運べる音 持ち運べない音(武満徹)
普遍性 効率化 経済合理性の追求が いつか切り捨て 振るい落として来たものの大きさ…
自然の命と人間の命との合作が 文化ちゅうもんではないかと感じますねん 人間の知恵なんて底が知れてます 自然というものを離れて 人間の知恵だけで生まれたものはただテラテラするだけで 本当の美しさや深みがない ということでっしゃろかなあ…(西岡常一談)
浮世絵版画に現われている色は絵の具本来の色ではなく 和紙の繊維との共作で生まれている色なのだ そして 和紙の繊維と絵の具は 歳月とともに 寄り添うように 品格と風格を増しながら美しく年老い 作品は落ち着いて 創作時より更に味わい深いものになっていく(安達以乍牟)
人間の知恵というものが もっと自然の生命を憶い 怖れるところから生み出され もっと自然と人の生命が輝く方向に 使っていけないものか
1を10、100にする仕事はとても大切 0から1を生み出す仕事は更に大切(岡光夫他)
この世界最高解像度を持つ「1MVホログラフィー電子顕微鏡」は この電子銃 電子レンズも全て 日本の現代の匠の方々なくしては実現していなかったのです(外村彰/新経営研究会「異業種・独自企業研究会」「イノベーションフォーラム」合同例会)
「すばる望遠鏡」の主鏡は驚異的限界精度に近い研削加工で作られていて これを磨くとレンズに瑕がつくという このような超がつく技術 技能を持つ中小 中堅企業が日本には多いのだが…
送り手の熱い思いから生み出されたものでなく 目先の競争と差別化が目的で生まれて来た技術 製品がどうして人々の心を打ち そこに携わる人々の心を結集して行けるだろうか
“いのち”あるものを感じられず 背後にそれを生み出して来た人々の熱い思い ひたむきさ 精神性を感じられないものを生み出し 囲まれつづけると 人はいつかそれに慣れて 心を荒廃してしまう
他の動物から今の人間を見たら きっとみんな 出目金のように見えるのではないか 余りに周りに気を取られ 目ばかり飛び出させて キョロキョロしている
企業の命とは企業規模の大小 ビジネスの如何を問わず それは企業が持つ夢と精神 この企業 或いはこの組織をこうあらしめたいと願うトップの強烈な欲求 その実現への揺るぎない意思である 技術 製品 事業 企業文化というものも この初めにある企業の そしてそこに携わる人々の夢と精神 志の結晶に他ならない
如何なる事業を経営するにも その産業について独自の定見が不可欠である 同じ産業に属すると見られる企業の間に その産業についての考え方に違いがあれば それは最も強力 かつ決定的な形で相互の競争力として現れる傾向にある(Alfred P Sloan Jr)
ブランドとは 伝統と誇りと信用の象徴(フェアレディZの生みの親・片山豊)
ものに求められている品位 感動 持っていることの充足感
理論や知識でマネジメント知識を身につけても 百害あって一利なし!!
感動は人を沈黙させ 生半可な理解は人を饒舌にする
理解の理は大理石の理 理髪店の理 筋道をたてて解することが理解 しかし全てを筋道を立て 理解 説明出来るとは限らないのが 現実の生きた世界!
貴方に好きな人がいるとして どれだけ理解していますか? 理解しなければ愛せないのですか?
「理解する」と「打たれる」「悟る」は異次元の世界
Here lies one who knew how to get around him men who were cleverer than himself
己より優れた者に囲まれ 共に成すことの出来る術(すべ)を知れる者 ここに眠る(カーネギー墓碑)
最近 何故みんな 「自分の目の黒い内に…」 とばかり考えるようになってしまったのだろう
最近あまり見られなくなった壮大な夢 悠久への眼差し
世代を超えて 世代を重ねて…
回復したい “迎賓の心”(榮久庵憲司)
かつて 自分のためだけでなく いつ見えるかも知れない客をもてなすために モノや環境を求めていた時代があった 食器や客間もそうしたモノの一つだった
貴方のおっしゃる “Custmer's Satisfaction” という言葉に この迎賓の心は含まれておりますか ?
天の川銀河
「今日があって明日があるのではない 明日があって今日があるのだ」 「今日があって明日があるのだ 先ず今日を生き抜くのだ」
どちらも事実だろうが いざとなったら 貴方はどちらの生き方を取ると思いますか?
「人間が本来持っていた生き物としての時間」この回復が 21世紀最大の課題の一つだと思う(本川達雄)
日本人一人当りのエネルギー消費量は4400W 現代日本人の標準代謝量は2200Wになる この2200Wの標準代謝量を持つ動物を求めると 体重4.3tの象になる エネルギー消費量という目から見れば 現代人はかくも巨大な生き物になってしまっているのだ(本川達雄)
ここに あすかちゃんという小学生のお嬢ちゃんからいただいいたお手紙と お母さんのコメントがあります 「あすかは はやぶさ君が大気圏に突入して バラバラに燃え散っていくニュースをテレビで見て 涙をポロポロ流しながらこの手紙を書いています」とあるんですね 「幼い共感と感動が未来をつくる」そう 私たちは今 確信しています 多分 あすかちゃんは この“はやぶさ君”のことを一生忘れないでしょう 小学生時代というのは 毎日毎日が人生で最も大切な時間である可能性が高いのですから…科学が持つ意味というものを 今 改めて噛み締めています(JAXA 的川泰宣)
どこへ行くのかわからなくなったとき 自分がどこから来たのかを知りたくなる 日本人全体が 今 そんな道中にさしかかっているのかもしれない(深代惇郎)
最近厭われる街路樹の落ち葉 子供たちの歓声 梵鐘の音
われわれは 次の世代に何を引き継ごうとしているのか

《主要引用文献》

入交昭一郎「語り継ぐ経営(片山豊氏と共に)」新経営研究会、「FMTアーカイブ 第3巻 片山豊氏との対談」(新経営研究会)

和田昭允「FMTアーカイブ 第18巻 世界における日本の独創性と可能性」(新経営研究会)

時実利彦「人間であること」(岩波新書)

高見 順「死の淵より|過去の空間|」(講談社)

深代惇郎「天声人語|汚染魚」(朝日新聞 1973.6.10)

高尾亮一「イノベーションフォーラム」新経営研究会、FMTアーカイブ 第7巻 新宮殿をつくる」(新経営研究会)

志村ふくみ「イノベーションフォーラム」新経営研究会、「一色一生」(求龍堂)

多田道太郎「多田道太郎著作集︱日本の美意識」(筑摩書房)

鈴木一義「新経営研究会発足25周年記念大会(2007年)基調講演」

池波正太郎「良い匂いのする一夜-西日本編-」(平凡社)

川喜田二郎「パーティー学」(社会思想社 現代教養文庫)

指物師 溝呂木義郎「続 職人衆昔話」(文芸春秋社)

塗師 横山吉次郎「続 職人衆昔話」(文芸春秋社)

Rabindranath Tagore「タゴール著作集 第8巻 P482 日本の精神(高良とみ訳)」(第三文明社)

榮久庵憲司「幕の内弁当の美学」(ごま書房)、「新経営研究会発足25周年記念大会(2007年)基調講演」

安達以乍牟「イノベーションフォーラム」新経営研究会、FMTアーカイブ 第14巻 越前生漉奉書」(新経営研究会)

小林秀雄「芸術随想︱美を求める心」(新潮社)

赤尾英慶 京都博物館 文化財保存修理所所長「異業種・独自企業研究会」新経営研究会」

西岡常一「異業種・独自企業研究会」新経営研究会、FMTアーカイブ 第7巻 飛鳥・白鳳の工人の魂と知恵」(新経営研究会)

Alfred P Sloan Jr「GMとともに」(ダイアモンド社)

片山 豊「FMTアーカイブ 第3巻 Love Cars, Love People, Love Life」(新経営研究会)

木原 明「FMTアーカイブ 第16巻 日本のものづくりの原点 たたら製鉄」(新経営研究会)

黒滝哲也「FMTアーカイブ 第16巻 日本のモノづくりの原点 “たたら製鉄” の精神」(新経営研究会)

武満 徹「時間の園丁」「音楽を呼びさますもの」(新潮社)

岡 光夫「イノベーションフォーラム」新経営研究会、FMTアーカイブ 第18巻 細胞シートと再生医療」(新経営研究会)

外村 彰 「イノベーションフォーラム」「異業種・独自企業研究会」合同例会 新経営研究会

本川達雄 「イノベーションフォーラム」新経営研究会、ゾウの時間 ネズミの時間」(中公新書)

的川泰宣 「FMTアーカイブ 第2巻 はやぶさ帰還秘話 - 幼い子供達の感動が未来を創る」(新経営研究会)

ページトップ